■概要
情報通信システムの設計や評価では、事前に有効性を確認し性能を左右する要因を分析することが欠かせません。その有力な方法として確率モデルに基づくシミュレーション実験が広く用いられています。本講座では、このシミュレーション技法を基礎から応用まで体系的に学びます。まず、シミュレーション実験の基礎となる確率モデルの考え方を理解し、次にシミュレーションの設計と実施方法を学びます。さらに、得られた実験結果を性能評価や指標分析にどう結びつけるかを具体的に解説します。加えて、無線通信や通信ネットワークなど代表的な情報通信システムを例にシミュレーションを実施し、理論と実践を結びつけます。本講座を通じて、情報通信システムにおけるシミュレーションの基本的知識と実践的な活用スキルを習得することを目指します。
■講義内容
講義日程:1コマ目 2月18日(水) 13:30~15:00
2コマ目 2月19日(木) 13:30~15:00
3コマ目 2月20日(金) 13:30~15:00
- 1コマ目:確率モデルと乱数生成の基礎
- シミュレーションの土台となる確率論の基礎概念を整理し、乱数生成の方法とその性質について学びます。シミュレーション実験に不可欠な基本技術を理解します。
- 2コマ目:シミュレーション結果の評価と統計的手法
- シミュレーションから得られるデータをどう解釈するかに焦点を当て、仮説検定や信頼区間などの統計的評価手法を解説します。性能指標の正しい読み取り方を身につけます。
- 3コマ目:情報通信システムへの応用
- 無線通信をはじめとする情報通信システムを題材に、これまで学んだ確率モデル・評価手法を実際に適用します。シミュレーションの流れを通して、理論と実際を結びつけます。

